NORTH SPEED LOAD│バイクサーキット

プラグ交換

プラグは重要な部品

バイク、といいますか内燃機が動くためには3つの要素が必要です。
これは物が燃える要素と同じで、可燃物、酸素供給体、点火源となります。
内燃機は燃焼により成り立ちますので、当然のことなのです。

では内燃機、エンジンにおける可燃物とは、ガソリンになります。
酸素供給体はエアクリーナーからインジェクション(キャブレター)に送られる空気(酸素)となり、点火源はプラグによる火花となります。
エンジンの調子が悪い、エンジンがかからないというのは、このうちのどれかに不具合が起こっているからであり、それ以外の原因というのはありません。
要因は違っていても(インジェクションの詰まり、バッテリートラブルなど)、その結果からこれら3つのどれかが正常に働かなるという大きな原因は変わらないのです。

可燃物、酸素供給体の二つは、インジェクション(キャブレター)を通ります。
そのため基本的なメンテナンスとしてはインジェクション周りの掃除を行うことになります。
工具を使い少し技術が必要になるのがプラグのメンテナンスです。

簡単なようで難しい

初心者のかたは、上級者やショップの人が付き添いのもとに行ったほうが無難だといえるでしょう。
理由としてはプラグの構造が結構繊細だからです。

プラグは電気により火花を散らせます。
ガスコンロで火がつくまえに、パチパチいっているものだと思えばよろしいでしょう。
種類によって違いはありますが、プラグには電気(火花)を飛ばす隙間があり、その隙間の間隔を整える必要があります。
それはプラグ下部に当たります。
新品の場合はカバーがつけてあり、とてもデリケートな部分ですので取り扱いが難しいのです。

慣れるまでは……

プラグのメンテナンス自体は慣れるとそう難しいことではありません。
プラグキャップを外し、プラグソケットでプラグを外す。
汚れている場合はブラシで磨く、もしくは交換して再びつける。

これだけのことなのですが、先に述べているようにエンジンに直結する大切な部品です。
車種によっては手や工具が入りにくく取り外しが難しい場合もあります。
緩くしめると水が入ることもありますし、締め過ぎるとプラグだけでなくネジやエンジン本体を痛めることもあります。
またプラグキャップの差し込み方によっては、エンジンがかからないことはいいとしても、プラグキャップ自体を壊すこともあるのです。

プラグはエンジンに直接はめ込む部品であり、プラグ本体もデリケートな部品です。
上級者であっても面倒な車体などがありますので、初心者のうちは決して無理をせず、上級者やショップの人の立ち合いのもとにまずは慣れることから初めてください。
またプラグの種類(白金など)によっては磨き方にも違いがありますので、その都度聞いたほうが無難だといえるでしょう。