NORTH SPEED LOAD│バイクサーキット

ブレーキの簡単メンテ

命に関わる大事な部分

バイクを走行させている時にブレーキをかけると、甲高くキーキーという音がするようになってきたら摩耗や経年劣化による共振が原因だと思われます。
ブレーキの性能的には問題ない場合が多いと言われていますが、異音がするのは気持ちが良いものではありません。
きちんとメンテナンスをすることで改善する場合もありますが、ブレーキはライダーの命に関わる大事な部分でもあるため、あまりメンテナンスに慣れていない初心者が見よう見まねで行うことはあまりおすすめできません。
できるだけメンテナンスに慣れている方と一緒に行うようにするか、整備工場などに持ち込んでプロにお願いした方が良いです。

基本的には洗浄を

自分でブレーキのメンテナンスを行ないたいという場合には、基本的に洗浄をするのがポイントです。
しばらく何もメンテナンスを行っていないという場合には細かな汚れがびっしりと付着している場合が多いため、これが動きを鈍らせている原因になる事が多いのです。
汚れを落としてみてもあまり変化が見られないという場合には、ブレーキパッドの裏に鳴き防止用グリスを塗っておくと効果的です。

ブレーキパッドの交換

長年乗り続けているのにブレーキ周辺のメンテナンスは手付かずだったという場合にはブレーキパッドがかなり摩耗している可能性があります。
ブレーキパッドは消耗品であり、ブレーキをかける度に少しずつ減り続けていくものなので定期的に交換する時期が訪れます。
走行させる距離によっても異なりますが交換時期の目安としては1万キロごとと言われており、残量がないままの状態で走り続けるとブレーキディスクを傷つけて更に高額な修理代金がかかるかもしれないのでブレーキパッドの減り具合も確認しておきましょう。

ブレーキパッドの交換は慣れている人なら30分くらいで作業が終わるので決して難しい作業ではありませんが、命に関わる大事な部分なので決して手抜きをしてはいけません。
慣れないうちは必ずメンテナンスに慣れている人と一緒に行うようにしてください。

まずはブレーキパッドを留めているネジを外し、ブレーキキャリパーを外します。
かなりがっちり留められているはずなので取り外すのも苦労すると思いますが、力任せに思い切り行うとネジがダメになってしまうことがあるので注意してください。
少しずつゆっくりと力を入れるようにして取り外すのがコツです。
古いブレーキパッドを取り外してから新しいブレーキパッドを取り付けて元通りに装着します。

装着する際にも一気に力を入れ過ぎることがないように十分配慮しながらゆっくりと確実に締め付けるようにしてください。
全ての工程を終えてから試運転を行ないますが、安全を確認しながらきちんとブレーキが効くか確かめてください。