NORTH SPEED LOAD│バイクサーキット

バッテリーの充電とメンテナンス

バッテリーの充電方法をタイプ別にチェック

バイクのバッテリーには、「鉛タイプ」と「リチウムイオンタイプ」の2つがあります。
鉛タイプは、プラス端子とマイナス端子に充電器を接続することで充電が可能です。
バッテリーの端子とバイクのケーブルが繋がっているので、マイナス・プラスの順で外していきます。

続いて、バッテリーをバイクから取り外し、平坦な場所へ置きましょう。
それから、充電器のプラグをプラス・マイナスの順で接続します。
この順番を守らないと、バイクのボディーなどにプラグが接触したときショートしてしまう可能性があるので注意が必要です。

充電器のスイッチを入れて、充電完了まで待ちます。
所要時間はバッテリーの容量によって変動するので、必ずバッテリーの取扱説明書にしたがって作業をしましょう。
充電が完了したら、プラグをマイナス・プラスの順番で取り外し、続いてバイクのケーブルをプラス・マイナスの順番で取り付けます。
これで充電は完了です。

リチウムイオンタイプのバッテリーも、充電の手順そのものは同じです。
ただし、充電器は専用のものを使用する必要があります。
鉛タイプのものを使用するとバッテリーが破損する可能性があるので、絶対に避けましょう。
充電の進捗は多くの場合付属のランプで知らせてくれるので、過充電になる心配はまずありません。

バッテリーのメンテナンス方法とは

バイクのバッテリーをメンテナンスする際には、サーキットテスターを使って電圧をチェックします。
テスターの値が12V前後であれば、まず問題ありません。
その状態でエンジンがかかりにくいなら、他の箇所にトラブルが発生している可能性があります。
一方、電圧が11V以下になっているならすぐに充電するようにしましょう。

鉛タイプのバッテリーを使っている場合、「開放型」と「メンテナンス・フリー型」のどちからをチェックしましょう。
開放型は上部の蓋が外せるようになっており、バッテリー液を補充することが可能です。
このバッテリー液が不足すると、電圧も徐々に下がっていってしまいます。
ですから、メモリが目安となる基準線以下になっていたら、バッテリー専用の補充液を追加しておきましょう。

ただし、補充液は純水ではなく希硫酸です。
そのため、手に触れたり入れすぎて他のパーツに飛び散ったりしないよう注意しながら作業を行う必要があります。

バッテリー端子の周りに白い粉のようなものが見られたら、バッテリーそのものを交換することを検討しましょう。
これはバッテリー内部から液漏れしているために起こる症状で、メンテナンスによって改善するのは非常に困難です。
また、充電したのにすぐスターターの働きが悪くなってしまう時も交換のサインということを覚えておきましょう。