NORTH SPEED LOAD│バイクサーキット

クラッチレバーの調整

クラッチレバーの遊び調整について

クラッチレバーは日々使うパーツですので、時間経過とともに遊びが緩くなりすぎることがあります。
反対に買ったばかりのバイクですとクラッチレバーに遊びがほとんどなくて使いづらいということもありますので、操作をスムーズにする為にも遊び調整が肝心です。
クラッチレバーはどうしてもちょうど良いバランスからずれやすいパーツですので、遊び調整は定期的に行いましょう。

ただし、自分が心地良いバランスに調整出来たと思ってもバイク本体にとっては心地良くない場合もあります。
遊びが緩すぎたりキツすぎると、ギアチェンジが上手く出来なくなることに繋がりますので、やり過ぎは禁物です。
あくまでバイク本体にとっても心地良い範囲でクラッチレバーの遊び調整をしましょう。

素人でもメンテナンス可能

クラッチレバーの遊び調整はそこまで難しい作業ではないため、素人でも充分メンテナンス可能です。
目立った不具合が無くとも2年前後を目安に調整するようにすると、心地良い状態をキープできます。

クラッチレバー調整はまず、アジャスターの固定ナットを手で緩めていきます。
固い場合はプライヤーを使えば簡単に緩められますので、プライヤーを使って緩めましょう。
アジャスターをクラッチブラケット側に締め付けていくと遊びの量を増加、アジャスターを緩めると遊び量を減らせますので、こちらで遊び量を調節します。

遊びの目安としては10㎜~20㎜程度が目安で、これ以上を越えるとバイク側に負担がかかる可能性が大です。
ある程度は好みもありますが、一差し指の第1関節がクラッチレバーにかかる程度の遊びにしておきましょう。

遊びを適度な場所で調整したら必ずアジャスターの固定ナットをしっかりと締めます。
プライヤーで締めてしまうと微調整が大変になりますので、手の力でしっかりと閉める程度でOKです。
固定ナットを強く締めすぎるとねじ山が壊れてしまう可能性もありますので気を付けましょう。

ショップでも整備無料でしてもらえることも

特定の道具やパーツが無くともクラッチの遊び調整は簡単にできます。
ですがイマイチよくわからないということであればショップなどで無料で整備してもらえる所もありますので、他のメンテナンスをお願いするついでに依頼してみるといいでしょう。
頻繁にバイクに乗る方の場合は特に遊び調整をしてもある程度ずれやすいですので、定期メンテナンスの際に確認する事が大切です。

クラッチレバーの遊びは適度が一番。
キツすぎても緩すぎてもライディングに何らかの影響が出てきます。
ライディング中にストレスがかからないように、ちょうど良いバランスで調整をするようにしましょう。