お昼休みはピットで食べるお弁当が定番スタイル
サーキットに足を運んで一日中バイクで走るとなると、お昼ご飯や休憩中の食事をどうするかは、ライダーにとって意外と重要な問題です。
パドックにいる常連さんたちの食事事情をこっそり観察してみると、本当に人それぞれで面白いほど個性が表れます。
全体として一番多いスタイルは、サーキットに向かう道中のコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで、事前にお弁当やおにぎり、そしてパンなどを買ってきて自分のピットスペースで食べるというものです。
自分の走行枠の合間にツナギを着たままサクッと手軽に食べられますし、自分の好きなタイミングでゆっくりと休憩できるのが最大のメリットです。
特に気温が上がる夏場のサーキットでは、大きめのクーラーボックスを持参して、冷たい飲み物と一緒にゼリー飲料や冷やし中華などのさっぱりした軽食を入れておく人がかなり多い印象を受けます。
サーキットのピットに座り込んで、これから走るコースや自分の愛車を眺めながら食べるコンビニのお弁当は、なぜか普段の何倍も美味しく感じるから不思議なものです。
サーキット内の食堂を利用するメリットと混雑対策
ある程度規模が大きくて設備の整ったサーキットであれば、敷地内に専用の食堂やレストランが併設されていることもよくあります。
定番メニューであるカレーライスやラーメン、そしてカツ丼など、提供されている食事はシンプルなものが多く、冷暖房の効いた室内で温かいご飯を座って食べられるのは、体力を使うライダーにとって非常にありがたいポイントです。
常連さん同士で連れ立って食堂に向かい、午前中の走行枠でのタイヤの滑り具合や、サスペンションのセッティングについて熱いバイク談義に花を咲かせるのも、サーキットならではの醍醐味でしょう。
ただし気をつけておきたいのは、お昼休みの時間は他の参加者やスタッフも一斉に食事をとるため、食堂内が想像以上に混雑して、席を確保するだけでも一苦労になることが多いという点です。
午後の走行スケジュールに遅れないようにするためには、少し早めに食堂へ向かったり、あえてピークの時間をずらして利用したりするなどの、ちょっとした立ち回りの工夫が必要になってきます。
午後の走行に向けた食事の量とタイミングの注意点
サーキットでの食事において何よりも気をつけるべきなのは、食べる量と食事をとるタイミングです。
お腹が空いているからといって、満腹になるまでガッツリ食べてしまうと、急激な血糖値の上昇で強烈な眠気に襲われたり、午後の走行で体が重く感じて集中力が途切れたりして、最悪の場合は転倒などの事故に繋がる危険性があります。
特にタイトな作りのレザースーツを着ていると、お腹周りが苦しくなって呼吸が浅くなってしまうこともあるため、腹八分目から六分目くらいを心がけるのが常連さんたちの間では鉄則です。
また、走行の直前に食べ物を胃袋に入れるのは、消化不良を起こして気分が悪くなる原因になるため、少なくとも走る一時間前には食事を完全に済ませておくのが理想的です。
少し小腹が空いた時のための対策として、バナナやエネルギー補給用のブロック食品など、ヘルメットを被る直前でも手軽につまめる消化の良いエネルギー源をツールボックスに忍ばせておくベテランライダーもたくさんいます。
自分の体調と胃袋の状態をしっかり管理することも、サーキットを速くそして安全に走るための重要なテクニックの一つです。