NORTH SPEED LOAD│バイクサーキット

休みの日は洗車かな~後編~

バイクは小さな車体ですが、一台の中に様々なマテリアルが使われています。
そのため、洗車をするときにはそれぞれの素材に合わせて洗浄方法を変えるのがベストです。
そうすることで、より効果的に汚れを落としキレイにできますし、間違った洗い方をすると傷を付けてしまうことになりかねないからです。

傷つきやすい素材は特に注意して洗う

いくつかある素材の中でも、塗装面とプラスチック部分は傷つきやすく、強い洗剤などを使うと変色やシミを招くことになりかねません。
そのため、使う洗剤やこするものにも気をつけて洗いたいものです。

一番目立つ塗装部分は、最初に水を十分流して砂などのこまかな汚れを落としてから洗うようにしましょう。洗っている最中にスポンジを地面に落としてしまった場合も、しっかりと砂を落としてから使うのが肝心です。そうしないと、ひっかき傷が容易についてしまいます。

そして、コンパウンドや輸入物の洗浄力が強い洗剤は避け、バイク用の洗剤を使って優しくスポンジで洗っていくようにします。
洗った後は、ワックスを塗って塗装を保護するようにしましょう。

ブラスチック部分、特に透明なシールドやパネル類も同様に、砂などを落としてから洗うようにして、細かな傷を避けるのがポイントです。
また、シャンプーなどを使えば簡単に汚れは落ちますので、無理に強い洗剤を使わないように。
強いものだと透明な部分が曇ってしまうこともありますので、できるだけ避けた方が良いでしょう。

金属部分もそれぞれの素材の違いを見分けて洗う

下回りを中心に金属がたくさん使われていますが、それぞれの素材によって洗い方を変えるだけで見た目を良くすることができますし、傷を防ぐことができます。
たとえば、ミラーなどに用いられているメッキ部分は、コーティングがしっかりとしていますので、シャンプーで簡単に汚れが落ちますが、逆にコンパウンドなどを使うと傷が付きやすいので気をつけるようにします。

また、多くのマフラーで採用されている、耐熱ブラックによって塗装されているスチール部分は、サビやすい傾向があるので、こまめに洗う必要があります。
ただ、塗装の劣化も早いのであまり強くゴシゴシ洗わないように気をつけ、洗浄後は耐熱ワックスを塗るなどして保護に努めるようにしたいものです。

また、マフラーの中にはステンレス製のものも多くあります。
ステンレスはさびにくいですし、比較的傷にも強いので安心ですが、熱によって変色してしまうという傾向があります。
その焼け色が気になるのであれば、専用クリーナーが市販されていますので、たまに使用してみると良いでしょう。

このように、バイクのパーツ毎、素材毎に洗い方を変えると、より愛車を美しく保つことができて、洗車がより楽しくなります。