NORTH SPEED LOAD│バイクサーキット

映画ターミネーター2に登場したハーレー「FLSTF・ファットボーイ」

伝統的なスタイルを守っているモデル

アメリカを代表するバイクメーカーと言えばハーレダビッドソンが圧倒的に人気を誇っています。
大きな車体でゆったりと運転している様子は、いかにもアメリカという雰囲気を感じさせてくれるのが大きな魅力です。

ハーレダビッドソンのバイクは大きく分けると5種類のタイプが存在していますが、その中でもソフテイルファミリーは今から約半世紀くらい前に主流だったリジットフレームスタイルを現代風にしているソフテイルフレームがあるモデルです。
創業当時から受け継がれているリジットフレームの美しさを残したいとの思いで開発されたモデルですが、全く古臭さを感じないハーレーならではの魅力が感じられます。
ちなみにソフテイルと呼ばれるようになったのは、昔のリジットフレームにはリアショックなどが存在していなかったことから振動による衝撃が伝わりやす方ためハードテイルと呼ばれていたそうです。
その変わりとして衝撃を和らげるようにリアショックが配されながらも、リジットフレームを模していることからハードに対してソフトテイルつまりソフテイルと呼ばれるようになったそうです。

ソフテイルの大きな特徴と言えるのが、エンジンがフレームの直接乗っているというリジットマウントという点にあります。
他のモデルはゴムを介しているためラバーマウントと呼ばれていることから、この時点で違いが生じていることがわかります。
ゴムが途中で解されていないことから、キレイにフレームにエンジンをマウントすることができてエンジンの躍動感などを直に感じることができるようになっています。
他のモデルに乗っている方も、一度ソフテイルモデルに乗ってみるとすぐに魅力を感じて乗り換えしたいと感じるほどたまらない乗り心地になっています。

FXとFL

ソフテイルモデルにはFXとFLというシリーズがあります。
FXはチョッパーの印象が強く、FLは重量感のある印象を受けます。
伝統的なモデルが好みという方はFLシリーズを選択する方が多いようです。

特に有名なのが映画ターミネーター2にも登場したハーレーの「FLSTF・ファットボーイ」です。

参考:2016ソフテイルファットボーイ

主人公のアーノルド・シュワルツェネッガーさんがカッコ良く乗っていたことで一躍有名になって、ファットボーイを購入したという人もたくさんいた伝説的なモデルです。
ファットボーイはとても太いタイヤが特徴的で、遠目からバイクについてあまり詳しくないような人が見てもハーレーのバイクだ!とわかるような印象のスタイリングです。
ターミネーター2が公開された当時はニューモデルとしてリリースされた直後だったのですが、それから25年以上経過していますが今でも人気の高いモデルとして君臨しています。