NORTH SPEED LOAD│バイクサーキット

必ず自分で点検する習慣をつけよう

プロでもバイク事故を起こすことはある

バイク点検は、なるべく自分で点検する習慣を身に着けておいたほうが良いです。

というのも、バイク事故というのはベテラン、プロであっても事故を起こすことがあるからです。
これらは不注意運転によって起きているのではなく、簡単な整備不良を放置されていて、事故を繰り返すといったずさんなものまであります。

プロの場合も同じで、整備不良というのは1つのパーツのみで見られるわけではありません。
例えば、自動車と同じでスパークプラグ交換、オイル交換、これらを正しく行っていない場合、エンジンの燃調がおかしくなることもありますし、交換時期を逃しているため、場合によってはエンジンの故障を招くこともあるのです。

これらのトラブルが起きた時、バイクが自動で停止するような考えを持っている人もいますが、今のところ、自動で故障を確認して機能停止にもちこむような機能はありません。
ほとんどのバイクは、異常がある時は音でわかる、もしくはセンサーランプでわかるようになっており、こちらを見逃さずに対処するだけで、安全な走行を続けることが可能になるのです。

エンジンの故障が急に発生した場合、プロであってもバイクを転倒させてしまうことがあります。
このような事故の厄介なところは、バイクが故障しているため、レッカー車の手配をしないといけないこと、事故状況を確認してもらうため、警察機関の手を借りないといけないことにあります。

お金、時間、周囲に対する迷惑などが発生しますので、自分で点検する習慣を身に着けておくようにしましょう。

こまめなチェックが命を救う

チェックが面倒という人であっても、最低限でブレーキの故障はチェックしておいたほうが良いです。

というのも、ブレーキの故障を放置していると、命に関わるような事故に遭遇する可能性が出てくるからです。
ブレーキの故障をチェックするといっても、ブレーキ周りの異常をチェックするだけで問題ありません。

例えば、走行前にブレーキレバーをポンピングするだけでも、自分で点検する習慣となります。
なぜブレーキレバーが重要なのかというと、急に故障するパーツの中で特に有名だからです。

故障してしまうと減速できないだけでなく、重大な事故を生み出す可能性も出てきますので、必ず点検してから走行するようにしましょう。
握りのタッチ、ランプ、ブレーキ周りのボタンなど、これらをチェックする余裕がある際は、これらもチェックしたほうが賢明です。

ちなみに、ブレーキ周りの故障が良く発生する際は、ブレーキに用いられているハーネスが故障していないかチェックしてください。
経年劣化によりハーネスは故障しやすい特徴があります。