NORTH SPEED LOAD│バイクサーキット

グリスアップ

適度な油分を維持しましょう

バイクが正常に動作するために必要なのは油分です。
人間の肌の潤いを維持するためには適度な油分として皮脂が必要だと言われているのと同じように、バイクも適度な油分を維持するためにグリスアップをしなければいけません。
雨の日にバイクを走行させた後や、洗車をした後などには油分が流れ落ちてしまい不足している可能性もあるので適度な量を補充することが大切です。
特別難しいメンテナンスではないので定期的に行うことをおすすめします。

正しいグリスアップのやり方

グリスアップはあくまでも適量を守ることが大切です。
油分が必要なのだから、たっぷり塗っておいた方が良いのではないかと考える方もいますが、多すぎるとむしろ逆効果になります。余分な油分は汚れを取り込みやすいため、故障を引き起こす原因にもなりかねません。

まずはチェーン部分に注油をしますが、事前に泥汚れを落とさなければ故障の原因になるので注意してください。
洗浄用ブラシなどでこすると簡単に汚れが落とせますので、一手間加えてから注油をしてください。
チェーンオイルを適量注油し、余分な油は使い古したタオルなどで拭き取りながらなじませてください。

スタンドの部分は常時稼働させる部分なので合わせて注油をしておきましょう。
この部分も細かい砂などを含んでいる可能性がありますので、余分に油分を加えないようにしてください。
バイクを動かす度に注油する必要はありませんが、動きが悪くなってきたなと感じたら注油を行うことで長持ちさせることができます。

ブレーキやクラッチ、スロットルなどの適度な潤滑が必要になるワイヤー類にも定期的に注油を行って下さい。
最近動きが鈍くなってきたなと感じてきた時には注油をすることで驚くほど動きがよくなります。
ワイヤーの注油を行う際にはワイヤーインジェクターがあるととても便利です。

ワイヤーインジェクターをワイヤーに挟み込むようにセットしてネジを回して固定させてから注油口からスプレーで注油するとワイヤーの反対側からオイルが流れてきます。
たったこれだけの工程でワイヤーへの注油が完了するので本当に手間がかかりません。

走行時に道路から受ける衝撃を和らげる役割があるサスペンションも定期的に油分をプラスすることでスムーズな動きを取り戻すことができます。
頻繁にグリスアップする部分ではありませんが、最近は走行時の衝撃が大きくなってきたなと感じたら注油を行って下さい。
サスペンションは定期的にオーバーホールを行うべきと言われていますが、自分で行うのが難しいと思っている方も多いです。
きちんと手順を守っていれば難しくないとされていますが自信がない方は整備工場に依頼するのもおすすめです。