Z1の再来か？！カワサキのZ900RS
カワサキの伝説的名車の1つとして知られる、Z1をオマージュして作られたのが、新型モデル、Z900RSです。
Z900RSは、新世代スポーツネイキッドとして登場し、レトロバイクとしての1面も持ち合わせた、新旧のカワサキファン待望のマシンとして仕上がっています。
その走りやすさや安定性能は新型らしく、最新の装備が調えられているのですが、ちょっとした遊び心を加えることで、レトロバイクらしい1面を持ち合わせている、小粋なバイクです。
個人的に一番好きなレトロポイントは、マフラー。
80年代のバイクらしい、クォーンという透明感のあるサウンドが鳴り響くマフラーは、あえてチューニングして作られたそうで、当時の走りを思い出させる、懐かしのサウンドになっています。
わざわざサウンドチューニングするなんて、さすがカワサキ、こだわりがすごい。
どこかレトロな雰囲気がするのは、この部分も大きいんじゃ無いかと思います。
そして懐かしの砲弾型メーター！
形はまるであの時代を彷彿とさせるような作りですが、デジタルディスプレイが内蔵されて使い勝手はバツグン。
更に、丸目一灯のヘッドライトはLEDライトを搭載するなど、新旧見事に一体となっている部分が、さすが、上手いことやったなぁカワサキと、思います。
更に、マフラーの独特な曲線美を押し出すために、排気デバイスやバイパスはあえてつけずに、エキゾーストシステムを採用。
シリンダーフィンが刻まれている水冷並列4気筒エンジンは、カバー類までZ1かと思うほどのデザインになっており、Z1時代を彷彿とさせます。
とはいえ新型
とはいえ、やはりZ1と違って新型は新型。
カワサキのZ900RSは、新技術も惜しげも無く搭載し、快適な走行性能、安心して走れる様々な工夫が取り込まれています。
まず、足回りは倒立フォークに、リンク式モノショックラジアルブレーキキャリパーなど、現代的なシステムを採用。
実はエンジンも非常にコンパクトな作りになっており、車両重量はそこまで重くありません。
大排気量ならではの安定したパワー性能を始め、ずっしりとした安定感、反応速度の速い走りに至るまで、有りとあらゆる部分にうならされちゃいます。
軽くアクセル握っただけでも、タコメーターがグンと上がったり、セル一発で軽やかに走り始めるエンジンなど、走るときに嬉しいポイントが盛り沢山。
クラッチにアシスト機能が付いていることもあって、スムーズに繋げることも可能です。
高速域に限らず、低速域からも軽々と走る事が出来るのも魅力で、力量が半端ではないなぁと、実感させられます。
カワサキさん、よくぞこのマシンを作ってくれました…！