NORTH SPEED LOAD│バイクサーキット

バイク・プロジェクト・ライブワイヤ

長い歴史を持ち絶大な支持を世界中で受けているハーレーが新たな分野についに踏み出しました。
「プロジェクト・ライブワイヤ」という名の下に、ハーレー初となる電動バイクを発表したのです。
革新的な技術を用いつつも、ハーレーの特徴と魅力を捨てることなく、素晴らしく新しいハーレーのプロトタイプが開発されています。

近い将来に市場に出てくるか

この「プロジェクト・ライブワイヤ」は開発段階のプロトタイプですが、近い将来市場に投入するということを視野に入れて、実践的な開発とPRが行われています。

参考|プロジェクト・ライブワイヤ

実際にアメリカやカナダでは試乗会の予定を立てていて、一般の方でもこのバイクに触れて乗ることができるようになるのです。日本ではどうなるか分かりませんが、北米の反応を見つつ日本にもプロモーションが来ることを期待したいものです。

音にもこだわったハーレーバイク

電動という新しい技術を詰め込んでいるとはいえ、ハーレー独自の技術と精神、こだわりはなくなっていません。
その一つが、音へのこだわりです。もちろん、従来のバイクと同じような音を聞くことはできませんが、音へのこだわりという精神は引き継がれています。

近未来のイメージを与える戦闘機のようなサウンドを醸し出していて、心が高揚するかっこいい音です。
今までのいわゆるハーレーサウンドに慣れている方には、違和感を覚えさせるものかもしれませんが、こだわりを貫くというハーレーの精神を見せてくれています。

このサウンドは斬新なデザインともマッチして独特の印象を与えてくれます。
シンプルかつ近未来的なフォルムを持っていてどこか攻撃的なイメージを持っています。
もちろん、ハーレーの命とも言える独特のフロントスポークは継承されていて、ハーレーの歴史と未来が一緒になった美しいデザインです。

性能の向上がさらに期待される

電動モーターを使っているというアドバンテージが活かされていて、優秀な加速性能を誇ります。
時速100キロまでの到達時間は約4秒と今までバイクの中でも、かなりの加速性能を持っています。

バッテリーはリチウムイオン電池で、今のところ充電一回につき、およそ160キロ走ることができるようです。
この距離だと少々物足りないですし、改善の余地があるかなというところですが、電動自動車の世界が急速に進歩していることからも分かるように、実際に市場に投入される頃にはさらに走行距離が伸びて、ユーザーのニーズを満たすことができるようになると期待できます。

今のところはプロトタイプを出して試乗をしてもらい、現場の声を集めていく段階にあります。
こうした試みがさらに開発に勢いを付けて、ハーレーらしくもより新しくより素晴らしいバイクが誕生することが待たれます。