NORTH SPEED LOAD│バイクサーキット

【ホンダ】教習車仕様を発売

日常的に活用できる原付二種普及にも役立つ

通勤や通学などの街乗りをする際には、できるだけ小回りがきいて乗り降りしやすい小さめのバイクが良いという方も多いですが、50cc以下の原付では小さすぎるし、250cc程度では少し大き過ぎるという方におすすめなのが125ccクラスの原付二種です。
ただし、原付二種は普通四輪免許を取得していても乗ることができず、小型限定を取得しなければいけません。
それなら400ccまで乗れる普通自動二輪を取得して、大きめのクラスのバイクに乗った方が良いと考える方もいます。
どちらかと言えば、原付二種は中途半端なクラスのバイクだと認識している方も多いですが、実は使い勝手で考えると丁度良い使いやすさを実感できるのです。

50cc以下の原付に乗っている方は30キロ制限や二段階右折という走行ルールが存在していることにうんざりした経験があるかと思いますが、何かと不便さを感じる方が多いのです。
かといって、400cc以下の大きなバイクに乗っていると取り回しが大変など操作性の不便さが感じられます。
そのため125ccクラスが街乗りには丁度良いという結論に至るのです。

このような背景から、今後は原付二種が更に普及することを目標にして、自動車教習所を対象にした教習車仕様の専用モデルの原付二種がホンダから発売されています。

参考:【ホンダ】CB125F教習車仕様を発表 車両情報

通常仕様は並行輸入のみ

ホンダのCB125 Fは、2014年11月から海外で発売されているモデルで、日本国内では塀でしか手に入れることができません。
教習車仕様車は、中国から輸入した車両に教習専用の灯火や大型のバンパーを装着させた特別モデルになっています。
現在のところ、全国各地の教習所にしか販売されないことになっています。

エンジン性能は教習車として相応しいように発進や停止がしやすいように配慮されています。
5 速MTで、空冷4ストOHC単気筒エンジンを採用しています。
転倒時にはバイク本体の破損を軽減させるために大きなバンパーをフロントとリアに装着させています。
教習時にはバイクの取り回しに慣れていない方が運転操作をすることを想定していますので、何度も転倒することが予測されることから、あらかじめ配慮された作りになっています。

教習時に役立つように、時速30キロや40キロの走行速度やブレーキ操作、エンジンの停止状況などがすぐに分かるように表示ランプが完備されています。
メーターパネルにもトランスミッションの操作に慣れていない方でもすぐに分かるようにギアポジションインジケータを採用したことで今のギアは何に入っているのか認識できるようになっています。

この教習所仕様車の運転操作に慣れると、同じバイクが欲しいと思う方も多いはずですが、市販されないのは残念でなりません。