NORTH SPEED LOAD│バイクサーキット

驚きのヘルメット

ヘルメット事情

国内ではバイクに乗るさいには、ヘルメットをかぶることが義務化されています。
1986年には原付も義務化され、現在もそれは続いています。
海外では義務化されていない国もありますが、安全や保険の面を考えるとかぶっている人は多く、ただそれだけのためにかぶるのは味気ないと考える人も多いようです。

国内でも通販サイトを覗いてみると、いろいろなヘルメットがあります。
フルフェイスだけでも相当な種類があり、価格もお手軽なものからレース用の超軽量で機能満載なタイプまで様々なものがあります。
ヘルメットはホームセンターで販売されているものは、安価ではありますがデザインは画一化されており、それ自体を楽しむというものではありません。
ですが通販サイトには、パイロットや戦車兵のヘルメットをレプリカしたものや、シールド自体にデザイン性があるもの、カラーリングが特殊なものなど様々なものがあります。

1980年代中盤から1990年代前半にかけてレーサーレプリカブームがありました。
その当時はレーサーのレプリカヘルメットが数多く販売されていました。
ですがそれだけでは飽き足らず、ヘルメットに尻尾や角、アンテナなどをつけたり、マンガや特撮のヒーローなどのデザインにし、人とは違うオリジナル要素を出そうとした人たちもいました。

おもしろヘルメット大国

国内ではJIS規格があり、それに通ったヘルメットでないと公道での使用はできませんが、前出したように海外では「味気ない」と思う人向けに、おもしろヘルメットが販売されています。
その主な発売元はロシアです。
猫耳ヘルメットというのをご存知でしょうか。
先に示したようにレーサーレプリカ時代、ヘルメットに角やアンテナを生やす人がいましたが、ロシアではヘルメットに猫耳がはえています。

オリジナルで製作したのではなくメーカーが販売しているのですから驚きです。
その出来は非常に高く、ディヒューザーのようについおり、転倒時には破損しますので安全面にも考慮しています。
このヘルメットにはオプションで猫目が描かれたシールドがあり、より猫に近づける仕様になっています。

映画の中に登場するものがモチーフになったものもあります。
肉食のエイリアンが透明になる甲冑を身にまとい、人間を襲う映画があり、そのヘルメットのフルレプリカが存在しています。
後部からドレッド風の髪が伸び、右目からLED光線が出る(オプション設定)といった優れもので、まさに映画そのものの出来だといえるでしょう。

その他にもロシアにはローマ時代の騎士がかぶっていた兜をモチーフにしたモヒカン風のブラシがついたヘルメットがあります。
世界を見渡すとおもしろヘルメットはそれ以外にも数多く存在します。
JIS規格に通っていないものもありますが、オブジェやネタとしても楽しめますので、一度探してみてはいかがでしょうか。