NORTH SPEED LOAD│バイクサーキット

ホンダの空冷単気筒バイクGB350・GB350S

ライダーとのバランスを考えたデザイン

ホンダは2021年3月30日に新型モデルのGB350とGB350Sを発表しました。
こちらのバイク、単体だけでなくライダーが乗ったときにしっくりくる、美しいフォルムになるようにデザインにこだわったと言われています。

デザインコンセプトとして「Massive&Shaped Design」を打ち出しています。
鋼管セミダブルクレードルフレームはスリムなフォルムにまとまりました。
燃料タンクは美しい局面で作られました。

全体的に美しく、ライダーが乗るとスタイリッシュでクールな仕上がりです。
ライダーとバイクの存在感を引き立たせるような感じです。

GB350とGB350Sの違い

GB350の方がスタンダードモデルになります。
燃料タンクやフェンダーには深く絞られたスチールをあしらっています。
結果的に温かみのある形状に仕上がりました。

またシリンダーヘッドは1枚ずつ切削加工するというていねいな作りです。
このように様々な金属の表情を見せてくれるので、ずっと乗り続けても飽きない感じです。

一方GB350Sは基本デザインはGB350と一緒です。
しかし前後フェンダーに樹脂製をあしらうことでライトな感じになりました。
リアホイールは17インチのものを使い、フォークブーツも装着されています。

その結果、GB350と比較してより軽快な走りを堪能できます。
スポーティなスタイルのバイクを探しているのであれば、Sグレードの方を購入するといいでしょう。

長距離ツーリングにも対応

燃料タンクの容量は15リットルというスペックです。
十分な容量を確保することで長距離ツーリングでもこまめに給油する必要がないように作られています。

燃料タンクは大容量ですが、幅を絞ったフォルムになっています。
ですからもっさりした感じがなく、シャープに仕上がっています。

局面には張りがあって、左右ショルダーのエッジにかけて徐々に変化しています。
結果的に立体感にあふれ、ダイナミックです。
しかもスチール素材を使っているために温かみも感じさせてくれます。

扱いやすいエンジン

GB350に搭載されているエンジンは350ccのものです。
空冷単気筒エンジンで、シンプルな構造です。
このため、どのような方でも簡単に扱えるような感じです。

こちらのバイクはパワーにはあまりこだわっていません。
むしろよく使われる3000回転前後のトルクに厚みを持たせています。
日常乗りを快適にするような工夫が随所にあしらわれています。

重みのあるフライホイールやワイドレシオのミッションなど単気筒の特徴を引き出すような装備もされています。
一発の爆発がダイレクトにライダーに伝わってきて、運転していて楽しく感じられます。