自動車と比べ、バイクを乗るにあたってネックとなることの一つに、様々な情報を走行中に見ることが難しくなるということです。
自動車だと車速やエンジン回転数、ガソリン残量はおろか、GPSによるナビ、音楽の操作などを楽に見て操作することができますが、バイクだとなかなか難しいものがあります。
情報を表示させるパネルを設置するスペースが限られているという物理的な障害に加えて、道路状況のちょっとした変化への対応が常に求められるバイクでは、目線をあちこち変えるのが難しいという運転手側の問題もあります。
BIKEHUD ADVENTUREという解決策
こうした問題を解決するために、BIKEHUD ADVENTUREというデバイスの開発が進んでいます。
大まかなイメージで言うと、この装置はメガネのレンズが一つだけあり、そこに情報を表示させるというものです。
もちろんこのレンズのようなモニター自体は透明ですし、表示される情報も透過性がありますので、視界を遮ることもありません。
もともとモニターの大きさも小さく設計されていますので、視界の片隅に小さくあるという感覚です。常に視界を確保しつつ、必要な情報もいつでも見られるという革新的なデバイスなのです。
この大きさのため、視界はもちろんのことヘルメットへの装着も簡単にできます。
どのヘルメットにも装着できるようになっているので、新たにヘルメットを購入することなく取り付けられるのも便利なポイントと言えます。
今までもこのようなデバイスは開発、販売されてきましたが、どうしてもモニターやコントロールケースが大きくなってしまい、結局使いづらいものとなっていましたが、ここまでコンパクト化されているのであれば、十分に使用が可能となります。
いろいろな情報を表示できる
このBIKEHUD ADVENTUREでは基本的な情報、たとえば車速などに加えてGPSによるナビの情報などを表示できるようになります。
また、リアカメラを付ければ後方の様子もリアビューという形で視認できますので、高速走行などの際には安心して運転できる助けとなるでしょう。
さらに、バイク本体に接続キットを取り付けることで、ギア情報やエンジン回転数なども表示できるようになりますので、より視界の確保が簡単になります。
そして、BIKEHUD ADVENTUREの拡張性が優れている点として、スマートフォンと接続させて連動させることができること挙げられます。
サーキットなどで走行を楽しまれる方のためにも素晴らしい機能が考えられていて、ピットとのコミュニケーションを取れる機能や、ラップタイムもしくはセクタータイムの表示が可能となります。
より一層情報収集が確実になるとともに、安全にそれが行えるようになるのです。
バイクに関する技術が日進月歩している中、このBIKEHUD ADVENTUREはとても興味深いデバイスであると言えるでしょう。