NORTH SPEED LOAD│バイクサーキット

ブラフ・シューペリアのロレンスとは!?

ブラフシューペリアの特徴を踏襲

2013年にブラフシューペリアのブランドが復活しました。
その第一弾のSS100がそのベースになっています。
今回紹介するロレンスもその流れを踏襲しています。

しかしその中にもロレンスオリジナルの特徴も随所にちりばめられています。
例えば外装類はカーボン製のものを採用しています。
さらにフロントアームやスイングアームにはアルミ製を採用しました。

ちなみにロレンスという名前はトーマス・エドワード・ロレンスに由来しています。
彼はイギリス軍人で、ブラフシューペリアをこよなく愛していたそうです。
有名な映画の「アラビアのロレンス」のモデルにもなった人です。

他メーカーのコンセプトも巧みに導入

ロレンスはオリジナリティにこだわるだけでなく、他メーカーのいいところも柔軟に導入しているところも魅力の一つです。
例えばフレームはチタン製です。
しかも2つのシリンダーにフレームをダイレクトにマウントするレイアウトにしました。
これはドゥカティのパニガーレV4シリーズのコンセプトに近いです。

またフロントサスペンションはBMWのK1600シリーズのデュオレバーを採用しました。
さらにホンダの新型ゴールドウイングのダブルウィッシュボーン式の原型を導入するなど、いろいろな技術の粋が詰まっています。
ハンドル周りはアルミ削り出しパーツを採用することで、見た目にもこだわった仕上がりです。

高品質を確保

復活したブラフシューペリアは、フランス南部のトゥールーズに拠点を構えています。
こちらにはヨーロッパのメジャーな航空機メーカーのエアバスの本社もあります。
その関係で航空機産業に関連するラボや工房が多数あります。

これらのラボや工房と良好な関係を構築することに成功しています。
その結果、高品質のパーツが確保できハイスペックなロレンスを提供できています。

さらに本社工場には、多方面のエキスパートを抱えているのもブラフシューペリアの特徴です。
デザイナーやエンジニアはもちろんのこと、溶接工や研磨工、シート工なども自前で抱えています。
このため、細部にわたるところまで丁寧な作りになりユーザーの高い評価を得ています。

数量限定でプレミア化も

ブラフシューペリアのロレンスですが、数量限定で生産されています。
188台の数量限定で販売されます。

なぜ188台になったのか、モデルのロレンスが関係していると言われています。
ロレンスが生まれたのは1888年のことで、これにちなんだ数になりました。

価格については6万6000ユーロです。
これは日本円に換算すると、だいたい855万円です。
しかし数量がかなり限定されているので、今後プレミアムが付き、高いリセールバリューを有する可能性があります。