NORTH SPEED LOAD│バイクサーキット

乗り手の視点から

サーキット走行を長年楽しんでこられた常連さんたちの中で、ヘッドカメラなどを搭載して走行する方が増えてきました。
単にバイクや自動車を走らせて楽しむだけでなく、走行後にドライブの様子を見てまた楽しめるので、楽しみが倍増するといううれしい試みです。
乗り手の視点から撮った映像は、とてもスピード感があってスリリングですし、運転技術を磨こうという向上意識のある方にとっては、自分の走行を見直すことができるアイテムで、非常に使い勝手の良いものです。

走りの楽しさを共有するツールとなっている

カメラの技術向上によって、今ではかなり小さく軽いものが市販されていますので、気軽にカメラをヘルメットやバイク本体にマウントして撮影できるようになりました。
そのため、Youtubeを始めとする動画サイトには、たくさんの乗り手視点の動画がアップされています。
こうした動画を見ることで、乗り手が味わう運転の楽しさと感覚を共有できるというのが素晴らしい点です。

カメラの種類によってシーンを選べる

バイクに取り付けられるカメラは、たくさんの種類が市販されています。
より小型のものはバイク本体に付けることができます。
たとえば、フレーム下部にマウントすれば地面すれすれのスピード感ある動画を撮影することができますし、前後に取り付けることで、レースなどの緊迫した様子を伝えることができます

GoProなどのカメラはヘルメットやフロント部分に付ける方が多く、臨場感ある走行を撮影することができます。
広角レンズを使っているカメラが多いので、仲間との走行の様子やレースの雰囲気を伝えるにももってこいです。
また、ヘルメットへの装着によって、乗り手の視線のままに走行を映せますので、臨場感が出てきます。

走行練習のツールとしても活用できる動画

走行の様子を映した動画は、後で自分だけで、または仲間と一緒に見て楽しむこともできますが、ドライブ技術の向上に役立てるという重要な役目も果たします。
走行中は緊張しているので、細かな点を覚えておくのが難しいことがありますが、動画に残しておけば後で復習することができます。

コーナーへの進入角やギアつなぎなどを、冷静に見て判断することが可能になりますので、自己評価をして次回への課題を見つけることができるのです。
また、同じコースを走った他のライダーさんの動画と比較させてもらうと、自分の癖などが明らかになって意外と面白いものです。
さらに、走行中には常に見ることができないパネル類を撮影することで、どこまでエンジン回転数を持っていっているか、どこまでスピードを伸ばしているかなどを、確実にチェックできるのもメリットです。

このように、ヘッドカメラを使って乗り手視点での動画を撮ってみるのは、意外な楽しさと実用性があることが分かります。
量販店でも気軽に買えますので、試してみるのはいかがでしょう。