NORTH SPEED LOAD│バイクサーキット

また派手にやっちゃってよ

6c397bbe74dd71c0bf1b9a120c962731_sサーキットを運営していると、うれしいこととともにヒヤッとする場面にも遭遇することがあります。
来ていただいたお客様には、マシンとドライブ技術の限界に挑戦していただいて、気持ちよい走行をしていただきたいという思いと同時に、とにかく安全に楽しんでいただきたいという思いがあります。
しかし、この2つは紙一重のところもありますので、どうしてもたまに転倒などが起こって肝を冷やすこともあるのです。

とにかくお客様の安全が心配

一般道では味わえないスピード感や限界への挑戦ができるというのが、サーキットの醍醐味ですので、それが事故へつながると大きなケースになりがちです。
今日開催された走行会でも、残念ながら転倒事案が生じてしまいました。
派手に転倒してしまったので、その瞬間を見たときにはかなりヒヤッとしましたが、後続車との絡みもなく、バイクがライダーさんにのしかかってくるような転倒でもなかったので、幸いにもお客様は擦り傷程度で大きな怪我はありませんでした。

しかし、スピードが出ている状態で転倒して、滑っていったので、バイクは動かなくなってしまいました。
こうしたケースが生じると、残念ですが多くの場合バイクはその場でバイク買い取り専門店などに引き取ってもらうという流れになります。
もちろん、ご自分で持ち帰って修理するという手もありますが、運搬費や修理費など様々なことを考えると、どうしても買い取りをしてもらった方が良くなってしまいます。

今回のケースも、お客様に判断していただき、買い取り専門店に引き取っていただきました。

参考:http://www.bikeone.jp/jiko/top.php

お客様ご自身の体に大きな問題がなければ、バイクだけで済んで良かったと思わざるを得ません。
バイクには転倒はつきものとはいえ、こうしたケースもある程度予測してサーキット走行に参加したいものです。

限界と安全のバランスを上手に取る

事故なくサーキット走行を楽しんでおられる常連さんたちは、限界に挑みながらも安全ということを常に意識しておられます。
周回を重ねるごとにラップを削っていきたいというのは誰しも願うことですが、コースタイムの短縮は一気にできるものではないので、ゆっくりと着実に技術を向上させていくという考えが肝心です。
そのためにも、焦って無理することがないようにしたいものです。

また、平日ランなどで見られることですが、あまり走行車がいないサーキットだと気持ちよくて、ついつい連続周回を長くしてしまうことがあります。
サーキット走行ではかなり集中して走っているので、自分で思っている以上に疲労が体にきます。
体が疲れや集中力の途切れを感じる前に、ブレイクを入れるというのも大事なことですので、自分にとってちょうどいいペースを保って安全にサーキットを楽しむようにしましょう。